キッツは、水素ステーション向けバルブや水素製造装置向けバルブ、水素輸送管路向けバルブなどの開発・製造・販売を行っている。また、水素ステーションの建設・運営にも携わっている。液化水素向けの大口径バルブを開発し、水素関連事業の体制強化を進めている。液化水素向けの大口径バルブは、液体水素の輸送・貯蔵・利用に使用するバルブで、バルブには低温下でも確実に作動できる性能が要求されている。

キッツの水素事業規模は、2022年度で約100億円で、キッツ全体の売上高の約2％に相当している。水素ステーション向けバルブや水素製造装置向けバルブ、水素輸送管路向けバルブなど、陸上受け入れ施設への導入を狙う。また、水素航空機向け液化水素燃料貯蔵タンクも技術開発を進めている。