みずほ ＦＧが共同で設立予定だったインターネット銀行「ＬＩＮＥ　Ｂａｎｋ（バンク）」の開業を断念する方向となった。みずほＦＧとＬＩＮＥは平成30年、ネット銀行開業に向けた準備会社設立で合意したが、当初予定していた令和２年度の開業を４年度中に延期していた。ネット銀行をめぐる競争が激しくなっているうえ、システム開発に多額のコストがかかることが中止の理由と見られている。

楽天銀行は1300万を超える口座数を持ち、プライム市場に4月21日に上場する見通しとなっている。住信ＳＢＩネット銀行もスタンダード市場に上場を果たしており、ＬＩＮＥ　Ｂａｎｋは大きく後れをとっていた。みずほ銀行はシステム障害が相次ぐ失態を演じており、Ｚ ＨＤ傘下にはＰａｙＰａｙ銀行（旧ジャパンネット銀行）があるため、設立価値は薄れていた。