キヤノンＩＴソリューションズ（ＩＴＳ）と、資本業務提携契約を締結する。小中高の教育現場においては、2019年から開始した「ＧＩＧＡスクール構想」によりネットワーク整備が進み、特に小中学校においてはこれらに加え児童・生徒に対して1人に1台の学習用コンピュータの配備が行われている。チエルは、ＩＣＴを活用した教材やシステムを開発しているが、先生・生徒・保護者間のコミュニケーションを円滑に進めるためのＩＣＴサービスを始めとした先生の働き方改革支援、教育ＤＸのニーズが高まってくることが想定されている。

キヤノンＩＴＳは、教育支援情報プラットフォーム「ｉｎ　Ｃａｍｐｕｓ」を核とした大学向け中心のビジネスから、小中高向けを含めたビジネス拡大を視野に入れている。キヤノンＩＴＳのシステム開発力とチエルの小中高の学校現場の知見・ノウハウを活用し、小中高向けに新たな学校情報システムの開発を進めていくため、資本業務提携する。キヤノンＩＴＳは、発行済み株式総数の1.42％にあたる10万7100株を立会外取引で取得し、持ち株比率を3％程度とする。