ジャフコ グループは、旧村上系投資ファンドのシティインデックスイレブンスなどが、株式の51％の取得を示唆したと発表した。8月5日時点では15％保有とされていたが、51％取得の可能性があると示唆されていた。これに対して、ジャフコ グループは、一定の条件を満たさない買い付けには新株予約権の無償割り当てで対抗する買収防衛策を発表した。

シティインデックスは、ジャフコ グループが保有する野村綜合研究所の株式を流動化し、時価総額の3分の1、株主資本の40％にあたる500億円の自社株買いを要求した。しかし、本格的な株集めが始まったのは22年5月からであり、株集め後の経営方針について明確な説明がないことから、買収防衛策を発動する。