永守会長は、ＣＥＯ（最高経営責任者）に復帰した目的を業績の立て直しと、株価の上場来高値更新とし、これらを実現した後に後継者に経営権を移譲し、完全退任すると表明した。第1四半期の4－6月期の営業利益は車載事業以外は会社目標を達成したと述べており、自身が車載事業を担当していれば、営業利益は前年同期比23％増の550億円と、市場予想の435億円を上回ることが出来たと主張している。

株価については、2021年２月16日の上場来高値15175円を「遅くとも2年以内には更新する」ことが役割とし、2万円程度を目標とするとも述べている。次期ＣＥＯについては、「一番儲けてくれた人」を条件としており、経営にも株価にも檄を飛ばしている。