日本取引所グループ（ＪＰＸ）は、2024年度までの新中期経営計画を策定した。24年度に営業収益1470億円、純利益530億円、ＲＯＥ15％以上を目標とし、設備投資は３カ年合計で500億円程度とする。株主還元については、配当性向を60％程度とし、機動的な実施も表明している。2024年度のＥＴＦ等の１日平均売買代金及び純資産30％増を目指し、2024年度後半に現物売買システム更改を実現し、立会時間も午後3時30分まで延長する。

デジタル証券市場については、2024年度末までに市場を創設し、2024年度の電力先物取引高を5倍程度に拡大することや、2024年度までにＬＮＧ先物を上場することも盛り込んだ。