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2022/3/31 09:05
(9517) イーレックス ベトナムの大規模バイオマス発電で大幅高
イーレックスは、ベトナムで3000億円を投じ、2035年までに出力5万-13万キロワットのバイオマス発電所を20基以上新設する。日本の一般家庭の年間使用量約400万世帯分に相当する規模で、電力需要が急増しているベトナムの電力不足に対応する。また石炭火力発電所を買収してバイオマス発電に転換することも視野に入れる。
ベトナムはもみ殻や稲わらなどのバイオマス燃料が豊富で、イネ科の一年草植物の「ソルガム」も利用するようだ。ソルガムは石炭と混焼可能で、種蒔きから約3ヵ月で収穫できるため年間複数回の収穫が可能となっている。ベトナムの発電燃料の主力は石炭で、脱炭素社会に逆行するほか、価格高騰も予想されている。発電形態は、天然ガス火力発電が28.9%、石炭火力発電が34.4%と合っている。なお、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、ロシア系ゼネコンは契約総額1400億円のベトナム火力発電所案件から撤退した。
ベトナムはもみ殻や稲わらなどのバイオマス燃料が豊富で、イネ科の一年草植物の「ソルガム」も利用するようだ。ソルガムは石炭と混焼可能で、種蒔きから約3ヵ月で収穫できるため年間複数回の収穫が可能となっている。ベトナムの発電燃料の主力は石炭で、脱炭素社会に逆行するほか、価格高騰も予想されている。発電形態は、天然ガス火力発電が28.9%、石炭火力発電が34.4%と合っている。なお、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、ロシア系ゼネコンは契約総額1400億円のベトナム火力発電所案件から撤退した。