「ギャツビー」が主力の男性化粧品大手だが、成長の柱と位置づけるインドネシアで今後3年間で毎年売上倍増を計画するなど、急拡大を見せてきた。中間期売上はは新型コロナの影響で13.2％減の51億円だが、海外部門の売上64億円の大半を占めており、中国の回復も軌道に乗ってきた。兵庫県福崎工場に146億円を投じて新生産棟を竣工させており、洗顔料や整髪料などの生産能力を年間約2億3000万個と2017年度比で6割増加させる。

中間期営業利益は16億円の赤字予想が6億円の赤字へ上振れ、最終損益も4億5000万円の赤字が3億2600万円の黒字に転換している。通期営業利益はトントン、最終損益は8億5000万円の黒字を据え置いているが、海外ＥＣ事業が想定以上の伸びを見せており、上振れ期待につながりそうだ。