東洋エンジニアリングは、2021年7月7日、イルクーツク石油会社(IOC)、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOFMEC)、伊藤忠商事と、シベリアと日本のブルーアンモニアバリューチェーン構築に向け、事業化に向けた詳細検討を実施すると発表した。フェーズ1同様、フェーズ2もJOFMECの委託調査として実施し、東シベリアでIOCが産出する天然ガスをアンモニアに変換し、日本へ輸送するバリューチェーンのマスタープランを構築する。

設計では、生産過程で排出するCO2を東洋エンジニアリングが東シベリアに保有する油田増産のためのCO2-EORを組み合わせることを想定する。アンモニアの内陸輸送では、鉄道とパイプラインの適用を検討する。これらの事業化の時間軸を踏まえた段階的なアプローチを立案する。

東洋エンジニアリングの株価は2.6％安の695円、伊藤忠商事の株価は0.7％安の3197円で推移している。