アステラス製薬は、2021年7月30日、イスラエルのMinoviaとミトコンドリア機能不全に起因する疾患を対象とした細胞医療プログラムの創製に向けて共同研究・開発・商業科に関する全世界における戦略的提携・ライセンス契約を締結したと発表した。アステラス製薬は契約一時金として2000万ドル(約22億円)をMinoviaに支払う。さらに、将来の前臨床・臨床開発、商業化の進捗に応じたマイルストンとして4億2000万ドルを支払う可能性があるとしている。

アステラスが遺伝子操作を行い作製した独自の多能性幹細胞と、MinoviaのMATプラットフォーム技術を組み合わせる細胞医療プログラムの研究を行う。健康なミトコンドリアを輸送し、患者の組織を修復することで、ミトコンドリア機能不全に起因する患者を治療することを目指す。

アステラス製薬の株価は8.81％安の1739円で推移している。