注目銘柄
2021/6/21 10:24
電力小売りが主力のイーレックスは、バイオマス発電に本格参入する。G7サミットで温暖化ガス排出削減対策がとられていない石炭火力発電の輸出が規制されるなど、二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭火力の廃止が世界の潮流となっている。イーレックスは高知と大分にバイオマス発電所を保有しており、新たに大手電力から石炭火力発電所を4基程度買収し、バイオ燃料にベトナムで育てる植物「ソルガム」を利用したバイオマス発電所に改装する。投資額は数百億円と見られる。
日本の石炭火力発電所は約150基で、二酸化炭素排出量はLNG発電の2倍以上と風当たりが強い。日本政府は古い発電所の休廃止を求めており、プラント解体コストも大きいことからイーレックスなどへの売却が進むと見られる。
日本の石炭火力発電所は約150基で、二酸化炭素排出量はLNG発電の2倍以上と風当たりが強い。日本政府は古い発電所の休廃止を求めており、プラント解体コストも大きいことからイーレックスなどへの売却が進むと見られる。