中外製薬は、2021年5月10日、新型
コロナを対象に開発中のcasirivimabとimdevimabの抗体カクテル療法で、日本政府による確保で合意したと発表した。抗体カクテル療法が日本で薬事承認された場合、2021年分を日本政府が確保する。
この抗体カクテル療法は、ウイルスのスパイクタンパク質の受容体結合部位に非競争的に結合する2つの異なる抗体医薬品を同時投与することで、スパイクタンパク質に変異を持つウイルス株を防御することが期待されている。日本では第1相
臨床試験が2021年3月に開始している。
中外製薬の株価は61円高の4171円で推移している。