弁護士ドットコムの第3四半期にあたる4-12月経常利益は1.5％減の2.25億円となったが、4-9月の58％減から改善した。売上は27.1％増の38億円と好調を維持している。電子認証のクラウドサインが大きく成長、前年同期比で2.6倍、前四半期比で1.3倍と急拡大中だが、システム投資が増加している。通期業績は売上のみ25.8％増の52億円と開示している。

グーグルアルゴリズム変更による表示順位の下落などで、12月のサイト訪問数は6.4％減の1191万人となるも、9月の33.3％減の1023万人から改善した。また、有料会員数は12.1％減と4-9月の14.1％減から改善。弁護士登録数は13.8％増と4-9月の14.5％増から減少した。弁護士マーケティング支援サービスの有料会員登録弁護士数は5213人と、前年同月比7.2％増となっている。月間サイト訪問者は2019年3月でピークアウト、有料会員も同様の推移を示しており、ネット環境の影響が顕著だが、クラウドサイン好調で営業利益は復調しそうだ。