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2020/10/29 16:41
(4902) コニカミノルタ 中間期営業利益は▲278億円 通期は▲130億円を計画
コニカミノルタの2021年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益は▲278億円となった(前期は54億円)。売上高の約6割を占める欧米での新型コロナウイルスによるロックダウンが影響。5月に底を打って回復し、4-6月の28%減収から6-9月は17%減まで回復。9月単月では黒字化した。
主なセグメント別では、カラー機などのデジタルワークプレイス事業の営業利益は▲93億円(前期は132億円)。オフィスユニットではA3複合機の販売台数が9月には6%減まで回復。ITサービス・ソリューションユニットではセキュリティ、デジタルワークソリューションなどの需要拡大で前年並みに回復。ワークプレイスハブユニットでは複合機が増収となった。
産業印刷ユニットなどのプロフェッショナルプリント事業の営業利益は▲87億円(前期は20億円)。プロダクションプリントユニットは印刷需要の減少で回復に遅れ。産業印刷ユニットは機器本体は減収も消耗品等は増収。マーケティングサービスユニットは販売促進活用やイベントの中止・延期で減少した。
インダストリー事業の営業利益は27.2%減の50億円。センシング分野では物体色向け計測器が増収。材料・コンポーネント分野では機能材料ユニットで液晶テレビ向け高付加価値製品やスマートフォン用超薄膜フィルムが増加に転換。画像IoTソリューション分野では、非接触で体表温度測定ができるサーマルカメラの販売が好調に推移した。
また、通期業績予想を発表し、営業利益は▲130億円とした。デジタルワークプレイス事業ではオフィスでの印刷量が1-3月に9割程度まで戻ると想定。プロフェッショナルプリント事業では中堅・大手印刷会社への集約やラベル・パッケージ印刷量の増加などデジタル印刷市場の拡大を見込む。インダストリー事業ではFPDの多様化で計測機器や機能性フィルムの対象市場や販売が拡大すると見込む。また、3月から4月に発生した国レベルでのロックダウンは主要市場では実施されないことを前提としている。
コニカミノルタの株価は4円高の262円で推移している。
主なセグメント別では、カラー機などのデジタルワークプレイス事業の営業利益は▲93億円(前期は132億円)。オフィスユニットではA3複合機の販売台数が9月には6%減まで回復。ITサービス・ソリューションユニットではセキュリティ、デジタルワークソリューションなどの需要拡大で前年並みに回復。ワークプレイスハブユニットでは複合機が増収となった。
産業印刷ユニットなどのプロフェッショナルプリント事業の営業利益は▲87億円(前期は20億円)。プロダクションプリントユニットは印刷需要の減少で回復に遅れ。産業印刷ユニットは機器本体は減収も消耗品等は増収。マーケティングサービスユニットは販売促進活用やイベントの中止・延期で減少した。
インダストリー事業の営業利益は27.2%減の50億円。センシング分野では物体色向け計測器が増収。材料・コンポーネント分野では機能材料ユニットで液晶テレビ向け高付加価値製品やスマートフォン用超薄膜フィルムが増加に転換。画像IoTソリューション分野では、非接触で体表温度測定ができるサーマルカメラの販売が好調に推移した。
また、通期業績予想を発表し、営業利益は▲130億円とした。デジタルワークプレイス事業ではオフィスでの印刷量が1-3月に9割程度まで戻ると想定。プロフェッショナルプリント事業では中堅・大手印刷会社への集約やラベル・パッケージ印刷量の増加などデジタル印刷市場の拡大を見込む。インダストリー事業ではFPDの多様化で計測機器や機能性フィルムの対象市場や販売が拡大すると見込む。また、3月から4月に発生した国レベルでのロックダウンは主要市場では実施されないことを前提としている。
コニカミノルタの株価は4円高の262円で推移している。