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    決算 2020/5/26 20:04
    (4902) コニカミノルタ 20年3月期経常利益は86.8%減 コロナ影響額は110億円程度
    コニカミノルタの2020年3月期営業利益は86.8%減の82億円となった。カラー機などのオフィス事業は中国や北米で販売が減少、成長事業と位置付ける産業印刷は増収を維持、産業用材料・機器事業では顧客の在庫調整による影響などが影響した。また、新型コロナウイルスの営業利益への影響額は110億円程度としている。

    セグメント別では、カラー機などのオフィス事業の営業利益は49.4%減の238億円。販売活動が最も活発になる2月から3月にかけて、新型コロナウイルスの影響により販売台数が大きく減少した。

    産業印刷ユニットなどのプロフェッショナルプリント事業の営業利益は68.5%減の43億円。プロダクションプリントユニットは新型コロナウイルスの影響で販売台数が減少。産業印刷ユニットではインクジェットデジタル印刷機が大きく伸長。マーケティングサービスユニットでは2月後半から減速した。

    産業用材料・機器事業の営業利益は8.3%減の192億円。材料・コンポーネント分野では、機能材料ユニットでの後期の顧客における一時的な在庫調整や光学部品の販売が減速。産業用光学システム分野では、新型コロナウイルスの影響による事業活動の制限などが影響した。

    2021年3月期の業績予想は未定としている。

    新型コロナウイルスの影響では、オフィス事業で顧客の在宅勤務や事業活動の制限で商談機会の制約や印刷料の減少が想定される一方、新規分野の「ワークプレイスハブ」は遠隔での協業を実現するソリューションとして販売機会の拡大が想定される。

    また、産業用材料・機器事業では、FPD製造ライン増設の遅延や最終製品の需要増減の影響が想定される一方、新しい働き方に伴うノートPCやタブレットなどの需要拡大で、中小型ディスプレイ用部材や省人化を支援するソリューション販売機会の拡大が想定されるとしている。

    コニカミノルタの株価は26円高の403円で推移している。

株式情報更新 (11月23日)


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