「業務スーパー」を展開する神戸物産は不況知らずのようだ。5月20日に第2四半期にあたる11ー4月売上を1760億円、営業利益を120億円に上方修正していたが、売上は計画通り。営業利益は前年同期比32.9％増の123億円へ上振れ、純利益も24.7％増の75億円と、計画値の64億円を大きく上回った。通期売上は4.1％増の3118億円、営業利益は5.5％増の203億円、純利益は10.3％増の133億円を据え置いている。

業務スーパーは全国で862店舗となり、新型コロナウイルス感染症拡大防止による外食自粛等で内食需要が高まったことが大きく寄与しており、食品の取り扱いを増やしているドラッグストアと差別化できている。大型バイキングチェーンの「神戸クック」は営業時間の短縮や臨時休業を受けたが店舗数は18店舗と少なく、業務スーパーの伸びが補完している。九州への直轄店出店も好調。