三越伊勢丹ホールディングスの2020年3月期経常利益は38.2％減の197億円となった。通期は195億円を計画しており、計画を2億円上回った。

百貨店事業の営業利益は85.6％減の22億円。想定を超える消費増税の反動減や台風や新型コロナウイルス対策として行った店舗の営業自粛や営業時間の短縮の影響が大きかった。

クレジット・金融・友の会業は11.7％減の56億円。通販やコンビニスーパーでの取扱高が大きく伸長する一方、伊勢丹相模原店・伊勢丹府中店の営業終了や消費増税後の売上減、2月以降の新型コロナウイルスによる売上減でグループ百貨店内での取扱高が減少した。

2021年3月期の業績予想は新型コロナウイルスの影響が見通せないことから未定としている。

三越伊勢丹ホールディングスの株価は55円高の690円で推移している。