パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは通期経常利益を680億円から720億円と5.9％上方修正した。顧客心理に向き合った商品施策で売上高は堅調に推移。連結グループ化したユニーグループとの事業シナジーが出現し始めたことから増益となる見通し。中間配当も2.5円から3円に増配する。

また、2020年6月期第2四半期(7-12月)の経常利益は28.9％増の455億円となった。グループ総店舗数は前年の693店舗から700店舗に増加した。

セグメント別営業利益では、ドン・キホーテのディスカウントストア事業は天候不順や消費税増税で4.7％減の281億円、総合スーパー事業は100億円、テナント賃貸事業はドン・キホーテの店舗数増加やユニーの連結子会社化でテナント対象件数の増加や稼働状況が改善し390.3％増の67億円となった。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの株価は4円高の1770円で推移している。