注目銘柄
2024年10~12月期GDP速報(2次速報値)
成長率はわずかに下方修正
2024年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比0.6%増と発表された。これは1次速報値の0.7%増からわずかに下方修正された形だ。年率換算では2.2%の成長となる。一方、名目GDPの成長率は前期比1.1%増(年率4.6%増)となり、こちらも1次速報値の1.3%増からやや下方修正された。
成長の牽引役は個人消費と設備投資
今回の成長を支えたのは、個人消費と設備投資だった。個人消費は前期比0.2%増と小幅ながらもプラスを維持。企業の設備投資は0.6%増となり、1次速報の0.5%増から上方修正された。一方、住宅投資は前期比0.2%減とマイナスが続いた。
輸出の伸び鈍化と輸入の増加が影響
外需の動向を見ると、輸出は前期比0.2%増にとどまり、1次速報の0.3%増から下方修正された。一方で輸入は0.7%増と拡大したため、純輸出の寄与度はマイナスとなった。これは、円安による輸入コストの上昇や、国内需要の持ち直しによる影響と考えられる。
内需の安定が成長を下支え
国内需要全体では前期比0.4%増となり、前期の0.3%増を上回る結果となった。政府支出も引き続き堅調で、公共投資は0.1%増となった。
先行きの不透明感
2025年に入ってからも、個人消費や設備投資の回復基調は続いているが、世界経済の減速リスクや原材料価格の変動が成長の下押し圧力となる可能性がある。今後の金融政策や政府の経済対策が、成長の持続性を左右することになりそうだ。
2024年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は、前期比0.6%増と発表された。これは1次速報値の0.7%増からわずかに下方修正された形だ。年率換算では2.2%の成長となる。一方、名目GDPの成長率は前期比1.1%増(年率4.6%増)となり、こちらも1次速報値の1.3%増からやや下方修正された。
成長の牽引役は個人消費と設備投資
今回の成長を支えたのは、個人消費と設備投資だった。個人消費は前期比0.2%増と小幅ながらもプラスを維持。企業の設備投資は0.6%増となり、1次速報の0.5%増から上方修正された。一方、住宅投資は前期比0.2%減とマイナスが続いた。
輸出の伸び鈍化と輸入の増加が影響
外需の動向を見ると、輸出は前期比0.2%増にとどまり、1次速報の0.3%増から下方修正された。一方で輸入は0.7%増と拡大したため、純輸出の寄与度はマイナスとなった。これは、円安による輸入コストの上昇や、国内需要の持ち直しによる影響と考えられる。
内需の安定が成長を下支え
国内需要全体では前期比0.4%増となり、前期の0.3%増を上回る結果となった。政府支出も引き続き堅調で、公共投資は0.1%増となった。
先行きの不透明感
2025年に入ってからも、個人消費や設備投資の回復基調は続いているが、世界経済の減速リスクや原材料価格の変動が成長の下押し圧力となる可能性がある。今後の金融政策や政府の経済対策が、成長の持続性を左右することになりそうだ。