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2025/1/23 17:01
(6971) 京セラ 3期連続減益見込みの中、巻き返し策を模索
(6971)京セラにとって2025年は成長軌道への回帰に向けた勝負の年となる。注力する半導体部品で生成AI関連の需要を取り込めなかったこともあり、2025年3月期は3期連続の最終減益を見込んでいる。この状況を打開するため、同社は外部の活力を取り込む大型M&Aを検討し、巻き返しを図る方針だ。
京セラの有機パッケージは、生成AI向け需要を取り込めていない。AI向けではパッケージの大型化が求められており、新製品開発に注力する。一方、コンデンサーではデータ記憶装置向けの需要増が期待されるものの、自動車生産の低迷やスマートフォン需要の停滞により、全体の回復は厳しい見通しだ。
京セラは筆頭株主であるKDDI株の一部売却を進め、5000億円規模のキャッシュを確保。その資金を活用し、電子部品や切削工具関連で2000億〜3000億円規模のM&Aを5年以内に実現する方針だ。
また、設備投資も引き続き積極的に進める。2026年3月期には、半導体製造装置向けのセラミックス部品への投資を継続。さらに長崎県諫早市では新工場建設を進め、鹿児島国分工場ではスマートファクトリー化のための施設拡張を目指している。
京セラはAIや半導体市場の変化に対応しつつ、既存事業の強化と新領域の開拓を進めていく。2025年以降の成長軌道への回帰が注目される。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6971
京セラの有機パッケージは、生成AI向け需要を取り込めていない。AI向けではパッケージの大型化が求められており、新製品開発に注力する。一方、コンデンサーではデータ記憶装置向けの需要増が期待されるものの、自動車生産の低迷やスマートフォン需要の停滞により、全体の回復は厳しい見通しだ。
京セラは筆頭株主であるKDDI株の一部売却を進め、5000億円規模のキャッシュを確保。その資金を活用し、電子部品や切削工具関連で2000億〜3000億円規模のM&Aを5年以内に実現する方針だ。
また、設備投資も引き続き積極的に進める。2026年3月期には、半導体製造装置向けのセラミックス部品への投資を継続。さらに長崎県諫早市では新工場建設を進め、鹿児島国分工場ではスマートファクトリー化のための施設拡張を目指している。
京セラはAIや半導体市場の変化に対応しつつ、既存事業の強化と新領域の開拓を進めていく。2025年以降の成長軌道への回帰が注目される。
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