（7545）西松屋チェーンは2025年2月期第3四半期（2024年2月21日～2024年11月20日）の決算を発表した。売上高は1,422億2百万円（前年同期比4.4％増）と堅調に推移したが、営業利益は105億4,100万円（同2.6％減）、経常利益は109億4,500万円（同3.7％減）、四半期純利益は71億6,900万円（同5.3％減）と減益となった。

国内経済では人手不足に伴う賃金上昇が見られる一方、急激な為替変動や継続的な物価上昇が消費マインドに影響を与えた。こうした中、同社は全国で37店舗の新規出店を実施し、15店舗を閉鎖した結果、店舗数は1,131店舗に拡大した。

商品別では、衣料部門が春物や夏物衣料に加え、秋冬物衣料、小学校高学年向け商品が好調だった。また、雑貨部門では紙おむつ、粉ミルク、玩具などの販売が好調に推移した。しかし、円安の影響で売上総利益率が低下したため、営業利益の減少につながった。

通期業績予想では、売上高1,880億円（前年比6.1％増）、営業利益136億円（同14.0％増）、経常利益140億円（同11.2％増）、当期純利益93億8,400万円（同14.4％増）を据え置いており、引き続き堅調な業績が期待される。