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    米国中古住宅販売、11月に4.8%増加 価格上昇と供給減少が続く
    米国不動産業者協会(NAR)によると、2024年11月の中古住宅販売は前月比4.8%増の年率換算で415万戸となった。この数字は3月以来の高水準(422万戸)であり、前年同月比では6.1%増と、2021年6月以来の最大の年率増加幅(+23.0%)を記録した。

    11月の中古住宅の中央値価格は40万6,100ドルで、前年同月比で4.7%上昇した。これにより、住宅価格は17カ月連続で前年を上回る増加を続けている。価格上昇は、高い需要と供給不足によるものと考えられる。

    販売可能な中古住宅在庫は前月比で2.9%減少し、11月末時点で133万戸にとどまった。これは、現在の販売ペースでは約3.8カ月分の供給量に相当する。通常、5~6カ月分の供給量が市場のバランスを示すとされるため、依然として供給不足が顕著だ。

    11月の販売増加は市場回復の兆しを示す一方で、価格上昇と供給不足が住宅購入者にとって依然として大きな課題となっている。特に、高金利環境下では、住宅ローン負担の増加が一部の買い手を市場から遠ざける可能性もある。

    中古住宅市場は、引き続き需要と供給のバランスが重要な焦点となるだろう。

株式情報更新 (3月12日)


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