（2593）伊藤園が2025年4月期の中間決算を発表した。売上高は前年同期比4.0%増の2523億21百万円となった。主力の「お〜いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移したことが要因だ。

一方、利益面では減益となった。営業利益は前年同期比15.6%減の143億89百万円、経常利益は19.2%減の146億17百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は18.0%減の91億91百万円だった。原料・資材等の高騰が響いたとみられる。

セグメント別では、主力のリーフ・ドリンク関連事業の売上高が前年同期比3.3%増の2262億47百万円となった。飲食関連事業も10.1%増の216億16百万円と好調だった。

通期の連結業績予想は据え置かれ、売上高4666億円、営業利益265億円、経常利益267億円、親会社株主に帰属する当期純利益172億円を見込んでいる。

伊藤園は「お〜いお茶」の海外展開も強化しており、現在40以上の国と地域で販売している。2029年4月期には60カ国以上、2041年4月期には100カ国以上での販売を目指すとしている。