中国物流購買連合会と国家統計局サービス業調査センターが発表した2024年11月の中国製造業購買担当者指数（PMI）は50.3%となり、前月比0.2ポイント上昇した。3ヶ月連続の上昇で、2ヶ月連続で好調・不調の境目である50を上回った。

市場では、この結果を中国経済の緩慢ながらも回復の兆しと捉える見方が多い。市場予想50.2%をわずかに上回り、7ヶ月ぶりの高水準となった。

主要な項目別指数では、新規受注指数、生産経営活動予想指数、購買量指数が顕著に上昇し、生産指数も安定的に上昇。これら4つの主要指数は過去7ヶ月で最高値を記録した。

11月は、既存政策と新規政策の効果が引き続き顕在化し、市場の需給両面で好転が見られた。需要面では、新規受注指数が50.8%となり、前月比0.8ポイント上昇。3ヶ月連続の上昇で、市場需要の持続的な改善を示している。