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    決算サマリー:豊田自動織機/デンソー
    豊田自動織機とデンソーが2025年3月期第2四半期(中間期)の決算を発表した。
    豊田自動織機の売上高は前年同期比9.7%増の2兆154億円となった。営業利益は3.5%増の1,263億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は6.2%増の1,474億円だった。主力の産業車両事業が好調で、売上高は14%増の1兆3,798億円、営業利益は18%増の959億円となった。一方、自動車事業は売上高が4%増の5,701億円となったものの、営業利益は19%減の264億円に落ち込んだ。
    通期の業績予想は、売上高3兆9,000億円(前期比1.7%増)、営業利益2,200億円(同9.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益2,450億円(同5.1%増)を見込んでいる。

    また、豊田自動織機は保有するデンソー株式全株(約1億8,489万株)を2024年12月から2027年3月にかけて売却する方針を発表した。政策保有株式の縮減を進め、成長投資や株主還元に資金を振り向ける狙いだ。

    デンソーの売上収益は前年同期比1.1%減の3兆4,748億円となった。日本での車両減産やアジアでの販売不振が影響した。しかし、営業利益は18.6%増の2,512億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は13.0%増の1,908億円と増益を確保した。円安の進行や合理化努力が寄与した。
    デンソーは通期の業績予想を下方修正し、売上収益7兆200億円(前期比0.2%減)、営業利益5,500億円(同9.8%増)を見込んでいる。第2四半期以降の車両販売不振に伴う操業度低下などを反映させた。

    両社とも為替前提を1ドル=145円、1ユーロ=155円としている。

株式情報更新 (10月31日)


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