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    ソブリンAIはエヌビディアの新顧客
    エヌビディアは、ソブリンAI市場が2024年に100億ドル(約1兆6000億円)規模に達すると表明した。各国はソブリンAIを開発することで、自国のデータ主権を確保し、経済安全保障を強化しようとしている。日本では、産業技術総合研究所や国立情報学研究所、東京工業大学などが、日本語に特化した大規模言語モデルの開発を進めている。

    経済産業省は国内の生成AI開発を支援するプログラム「ジーニアック」を発表し、国内のAI開発を促進している。経産省は、生成AI技術を活用したインフラの構築を目指し、エヌビディアと協業する。GMO、ハイレゾ、KDDI、RUTILEA、さくらインターネット、ソフトバンクの6社がこの取り組みの基幹事業者として認定され、総額740億円の助成金が拠出されている。

    ジェンスン・ファンは日本だけでなく、インド、シンガポール、マレーシア、ベトナムも訪問し、ソブリンAIへの投資を促している。フランスやイタリア、カナダも同様だ。経済安全保障が理由なら、この動きは留まることはない。エヌビディアにとっては新たな顧客層となる。

株式情報更新 (9月20日)


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