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    核融合技術が実現すれば、40兆ドル(約6000兆円)の市場規模
    米オープンAIを率いるサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は、核融合発電の実用化を進める米スタートアップのヘリオン・エナジーに、3億7500万ドル(約540億円)を個人で出資している。アルトマンは、核融合による電力が世界にどれほどのインパクトをもたらすか、ということに焦点を当てている。

    ブルームバーグは核融合技術が実現すれば、40兆ドル(約6000兆円)の市場規模になると予測している。オープンAIのパートナーであるマイクロソフトは、2023年5月に核融合発電の米スタートアップであるヘリオン・エナジーと2028年からの電力購入契約を締結した。

    ヘリオンは2028年に核融合発電を開始し、その後1年間で出力5万キロワット以上まで高めることを目指しており、開発に失敗すればマイクロソフトに対するペナルティも発生する可能性があるという。マイクロソフトは2030年までに調達電力をすべて「温暖化ガス排出ゼロ」とする方針を打ち出している。

    アルトマンは、先進的原子炉開発企業のオクロの会長も務めており、エネルギー関連には並々ならぬ情熱を注いでいる。アルトマンは、将来のAIは人々の予想よりもはるかに多くの電力を消費するため、エネルギーのブレークスルーが必要と繰り返している。

株式情報更新 (11月22日)


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