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2023/10/5 10:00
(4502) 武田薬品工業 ALS治療薬の米アキュラステムとライセンス締結
武田薬品工業は、米バイオ企業のアキュラステムから、全身の筋肉が衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)などの治療薬候補を取得するライセンス契約を締結した。アキュラステムは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療薬候補「AST-003」を開発している。AST-003は、患者自身の幹細胞を培養して得られる神経細胞を、ALS患者の脊髄に移植する治療法で、第2相臨床試験を実施している。第1相臨床試験では、AST-003を投与された患者の筋力や運動機能が改善されたことが確認されており、2024年中に第2相臨床試験を完了し、2025年以降に第3相臨床試験を開始する計画としている。
世界で開発・商品化するライセンス契約で、武田薬品工業は、最大約5億8000万ドル(約870億円)を支払い、売り上げに対するロイヤルティーも支払う。AST-003の開発が成功すれば、ALS患者の新たな治療法として大きな期待がかかる。
世界で開発・商品化するライセンス契約で、武田薬品工業は、最大約5億8000万ドル(約870億円)を支払い、売り上げに対するロイヤルティーも支払う。AST-003の開発が成功すれば、ALS患者の新たな治療法として大きな期待がかかる。