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    硫化物系電解質のイオン伝導性を最大1万倍で、高性能な全固体電池実現
    大阪公立大学は、ガラスを1分間に約400°C上昇させるスピードで急速に加熱し、結晶化させることで、これまで実現が困難であった、高いイオン伝導性を、室温で安定化させることに世界で初めて成功した。高イオン伝導性を示す固体電解質の作製に成功したことで、高性能な全固体電池実現に朗報となる。

    全固体電池では、電解質中のイオン移動により機能するが、イオンは固体中では動きにくいため、液体電解質と同じように固体中をリチウムイオンが高速に移動できる、高いイオン伝導性を示す固体電解質開発が必要となる。硫化物系電解質のイオン伝導性を、室温下において従来の研究の最大1万倍に向上する新たな合成法で、全固体電池の実用化に向けた最大の障壁であるイオン伝導性の低さを克服する可能性がある。

株式情報更新 (11月26日)


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