ＥＮＥＣＨＡＮＧＥは、CO2回収技術を開発するカナダのSvante（スヴァンテ）に、海外特化型の脱炭素テックファンド「ジャパン・エナジー・ファンド」（脱炭素テックファンド）を通じて出資した。Svante社はフィルターと呼ばれる構造化吸着床を用いた炭素捕捉・除去技術を開発しており、二酸化炭素低減が困難な産業のための二酸化炭素回収技術を提供している。非侵入型の配管端ソリューションを提供し、ギガトン規模でパイプライン対応の二酸化炭素を安全に貯蔵する。

Svante社のCO2回収技術は、将来的に大きな成長が期待できるとともに、投資を抑えながら大規模にCO2を回収できるため、ネットゼロを目指す石油・ガス会社にとって重要な技術となっている。また、フィルターは、空気の直接捕集やCO2の除去にも利用することが出来る。産業規模の炭素回収と炭素除去を目指す大型技術。