日本電産は、ノルウェーの半固体リチウムイオン電池メーカーFREYRBattery（フレイヤーバッテリー）と、合弁契約を締結した。フレイヤーバッテリーは、リチウムイオン電池メーカーで、2021年に米ニューヨーク証券取引所に上場、2024年から量産を計画している。革新的な半固体リチウムイオン電池製造技術を有しており、ノルウェーで再生可能な水力発電のみを使用する。欧州最大の再生可能エネルギー供給業者であるStatkraftと電力調達契約を締結している。

日本電産は、欧州や南米、アフリカなど21の国と地域で、121件の案件を手掛け、送電事業者に向けてサービスを提供している。供給力は1.3ギガワットの電力貯蔵システムで、3月には、英国スコットランドで129.8メガワットの電力貯蔵システムを受注した。フレイヤーバッテリーは、2024年より年間29ギガワットの半固体リチウムイオン電池の量産を計画しており、2030年までには年間累計200ギガワット以上の電池を生産する見通し。出資比率は日本電産が66.7％、フレイヤーバッテリーが33.3％。