三菱自動車工業は、三菱ＵＦＪ銀行と「カーボンニュートラル」で包括提携し、ＥＶ販売で提携する。三菱ＵＦＪ銀行の200拠点で120万社を対象に販売仲介を始める。対象となる軽ＥＶは商用バン「ミニキャブ・ミーブ」と、日産自動車と共同開発した乗用車タイプの「eKクロスEV」。「ミニキャブ・ミーブ」は日本郵便が、東京都を中心とした近距離エリアで1200台を導入している。配備した郵便局では1台につき1基の普通充電設備を設置している。郵便局の導入時には、「1200台の注文は前代未聞」とされていた。

日産サクラと三菱eKクロスEVは共同開発された兄弟車で、軽自動車のゲームチェンジャーとして期待されている。eKクロスEVは受注開始後、業販店の受注が想定の2倍となっていた。補助金を利用すると手ごろな価格で購入でき、充電環境も拡大してきたことから、約1カ月半で4500台以上を受注していた。前例のない受注数となっており、地方都市でも受注が伸びているようだ。