インドで電動バイク向けのモーター事業に参入すると、報じられている。インドは中国と並ぶバイク市場で、電動スクーターおよび電動二輪車の市場規模は、2020年の86万1000台から年率3割で成長し、2027年には594万8000台に達する見通しとなっている。アジア太平洋地域が世界の電動バイク市場で最大のシェアを占めており、日本電産は100億円を投じてインド工場を2倍に拡張し、2025年までに年間100万台以上を生産する。

現在インドの電動バイクのほとんどが中国製モーターを搭載しているが、中印関係の悪化でビジネスチャンスはありそうだ。すでにインドを中心に10社以上のバイクメーカーから採用の引き合いがあるとしている。中国でも生産を開始し、バイクの電動化に布石を打つ。