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2022/2/15 10:26
(4401) ADEKA 「リチウム硫黄電池」の試作品を開発
ADEKAは、「リチウム硫黄電池」の試作品を開発した、と報じられている。リチウム硫黄電池はニッケルやコバルトを使わないためコストが安く、理論上はリチウムイオン電池の10倍のエネルギーを蓄えられるとされている。ADEKAはリチウム硫黄電池の電極材料として、高分子と硫黄から作る「硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)」を正極材に、負極に黒鉛を用いて、充放電を1万回繰り返しても劣化しにくいこと確認しており、2030年以降の電極材料の販売を目指している。重量あたりのエネルギー密度で既存のリチウムイオン電池の約2倍となるため、EVの航続距離を伸ばすことが期待される。
ADEKAは先端DRAMの微細化に必要な高誘電材料で50%超の世界シェアを持つことでも知られており、2023年以降を目指してロジック半導体向けの新素材も開発している。
ADEKAは先端DRAMの微細化に必要な高誘電材料で50%超の世界シェアを持つことでも知られており、2023年以降を目指してロジック半導体向けの新素材も開発している。