ANAPは、2021年12月9日、自社のファッションアイテムなどを仮想空間で利用可能な形にデジタル変換し、企業の参入を支援するメタバースファッションプラットフォーム「アパレリッド・メタ・コネクタ by ANAP」の提供を今後開始すると発表した。

「アパレリッド・メタ・コネクタ」は、企業が保有する洋服や小物などファッションアイテムの採寸データとアイテム画像素材を入力することで、メタバース空間に適したファッション素材に変換する。様々な仮想空間で利用可能となり、企業のメタバース事業への参入を支援する。

第一弾として、ANAPで発売しているファッションアイテムを3Dモデリングでバーチャルファッションアイテムに変換し、「アパレリッド・メタ・コネクタ」を用いてメタバース空間で販売する。販売方法はイーサリアムブロックチェーン技術を活用したNFTゲームである「サンドボックス」内に「ANAP Land」を開設し、仮想空間上の土地「LAND」及びANAPのファッションアイテムのNFTを販売する。

今後は、「アパレリッド・メタ・コネクタ」のサービス拡充のため、対応可能なメタバース空間を拡げる。2022年に米マイクロソフトが提供開始予定としているメタバースサービス、Mesh for Microsoft Teamsがサポートを用意しているクロスプラットフォームSDKを利用して、AR、VR、PC、スマートフォンなどに順次接続対応するとしている。

ANAPの株価は24.84％高の402円で推移している。