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2021/9/3 14:19
日産自動車と早稲田大学は、2021年9月3日、電動車用のモーター磁石からレアアース化合物を高純度で効率良く回収するリサイクル技術を共同開発したと発表した。実証実験を開始し、2020年代中頃の実用化を目指す。
電動車のモーターの多くに使用されるネオジム磁石にはレアアースが使用されており、資源の偏在や需給バランスによる価格変動懸念などから使用量削減が課題となっている。
モーターの磁石からレアアースを取り出す工程では、手作業による磁石の分解や取り出しが必要で、プロセスの簡便化とリサイクルコストの低減が必要だが、共同開発した技術では、磁石を取り除く作業や磁石を分解して取り出す作業が不要で作業時間を約50%削減できるという。また、モーターに使用されたレアアースの98%を回収できることを実験で確認している。
今後は実用化を目指した実験を進め、使用済み電動車に搭載されたモーターを回収し、リサイクルするスキーム構築を進める。
日産自動車の株価は1.82%高の569.3円で推移している。
電動車のモーターの多くに使用されるネオジム磁石にはレアアースが使用されており、資源の偏在や需給バランスによる価格変動懸念などから使用量削減が課題となっている。
モーターの磁石からレアアースを取り出す工程では、手作業による磁石の分解や取り出しが必要で、プロセスの簡便化とリサイクルコストの低減が必要だが、共同開発した技術では、磁石を取り除く作業や磁石を分解して取り出す作業が不要で作業時間を約50%削減できるという。また、モーターに使用されたレアアースの98%を回収できることを実験で確認している。
今後は実用化を目指した実験を進め、使用済み電動車に搭載されたモーターを回収し、リサイクルするスキーム構築を進める。
日産自動車の株価は1.82%高の569.3円で推移している。