三洋化成と長瀬産業は、
AI技術を応用した人工
嗅覚で匂いを識別する「匂い
センサー」について共同で事業化を検討する。人工
嗅覚は、医療分野、食品・飲料などの生活関連分野での応用が期待されており、市場規模は2026年までに3兆1200億ドルまでに成長すると予測されている。「匂い
センサー」は界面制御技術を織り込んだ樹脂材料から作り、香り分子の吸着を電気抵抗の変化で検知する。まずは
日本酒の醸造工程での活用を目指し、将来的には医療用デバイスで1000億円の売上を目指すという。
同様の匂い
センサーは凸版印刷なども開発しており、ビジネス用途に向けた活用を模索している。