三洋化成とAPBは、
全樹脂電池の集電体の量産で(3002)グンゼと合意した。樹脂製の集電体にグンゼの導電フィルム技術を応用して、樹脂の薄膜を張る。グンゼは、異種多層化技術と分散技術とを組み合せた異種多層導電フィルムを開発しており、フィルムらしいしなやかさと樹脂部分が最適な構造となる成形技術を持つ。集電体は
リチウムイオン電池の電気を取り出す端子であり、一般的には銅やアルミなどの金属が使用されるが、
全樹脂電池では樹脂集電体を用いる。樹脂集電体は、
全樹脂電池の高い異常時信頼性の実現に不可欠な電極の構成部材であり、
全樹脂電池の量産化が一歩前進する。