富士フイルムは、新型
コロナウイルス抗原検査キットの開発を開始した。写真の現像プロセスで用いる銀塩増幅技術を応用した「銀増幅イムノクロマト法」で、
インフルエンザなどの感染症を対象とした検査キットを販売しているが、迅速かつ高感度検出が可能な新型
コロナウイルス抗原検査キットの早期実用化を目指す。一般的に抗原検査は
PCR検査に比べて感度が低いが、ウイルスが少なくても高感度で検査が可能としており、目視でも判別できる。年内に開発を完了し、開発途上国への供給に向けてもWHOの推奨を取得するための臨床評価を行っている。