今期売上は366億円から314億円へ下方修正したが、海外子会社を連結除外したためで、営業利益は8.5％増の103億円、純利益は16％増の61億円を計画している。純利益は第3四半期までに57億円となっており、超過達成となりそうだ。ＥＣサイト向け決済システムが好調で、4－6月期の決済件数は5割増となっている。巣ごもり消費の恩恵に加えて、マイナポイント事業の推進も追い風になる。子会社でマザーズに上場したＧＭＯフィナンシャルゲートも店頭決済システムが好調に推移している。

ペイパルやアリペイと比較されることが多いが、支払手段と決済代行は根本的に異なる。決済代行は黒子のような存在で、知名度は低くとも確実に収益を上げられるビジネスモデル。ＥＣ市場が拡大するほど、利益が上がる構造で、今期は36円から42円へ増配する計画。3期連続の増益は確実視される。