ネットワンシステムズの2021年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益は48.1％増の26億円となった。通期は2.6％増の170億円を計画しており、進捗率は15％となっている。テレワークの拡大やセキュリティ対策、クラウド基盤などが堅調に推移した。

セグメント別では、民間企業を対象とするENT事業の利益は100.2％増の9.91億円。テレワークの拡大やセキュリティ対策、クラウド基盤が堅調に推移した。

通信事業者を対象とするSP事業の利益は82％増の6.88億円。サービス基盤や法人事業の支援、テレワークの増加に伴う回線増強などが寄与した。

中央省庁や自治体を対象とするPUB事業の利益は128.5％増の5.12億円。GIGAスクール構想やセキュリティ対策、クラウド基盤ビジネスなどが好調に推移した。

パートナーとの協業を進めるパートナー事業の利益は0.9％増の6.3億円。新型コロナウイルスへの対応で一部のプロジェクトが遅延した。

ネットワンシステムズの株価は20円高の3750円で推移している。