前5月期売上は5.3％増の179億円、営業利益は11.5％増の22億円、純利益は18.8％増の16億円となった。ウェザーニューズは、民間気象情報の世界最大手で交通関係に強いが、個人向け有料サービスも順調に増加している。気象サービスの世界市場は6000億円規模で、世界的に激甚災害が頻発していることから成長力は高いとされている。新型コロナウイルスの影響で、航海気象部門は売上減となったが、国内で道路気象サービスが拡大し、大規模災害発生で気象情報ニーズも高まっている。

今期売上は6.9％増の192億円、営業利益は0.8％増の23億円、純利益は4.4％増の17億円を計画している。新型コロナの影響で航海・航空気象市場は停滞し、上期減益の予想だが、基幹システムの整備が進み、下期は平準化から前期並みの収益確保を計画している。