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2020/6/10 09:23
(4974) タカラバイオ 米子会社が新型コロナのハイスループットPCR検査法を開発
タカラバイオは、2020年6月10日、米国子会社TBUSAが新型コロナウイルスを検出するための新規ハイスループット法の開発を行ったと発表した。自動化技術とTBUSAの試薬を用いて、リアルタイムPCRでウイルスRNAを検出するもので、1日あたり数千の検体に対応する迅速で大規模な検査が可能になる。
2時間で最大5184件の新型コロナのPCR検査装置を開発し、FDA(米食品医薬品局)の緊急使用許可を申請中と、している。スイスのロシュのPCR検査装置は24時間で最大4128件の検査能力で、単純計算ではタカラバイオの処理能力は24時間で6万2208件となり、15倍の処理能力を持つことになり、PCR検査に飛躍的な検査スピードをもたらす。
検査装置も試薬もタカラバイオ製ではあるが、この手法による最適な使用法の権利は、共同申請している米バイオシンタグマが保有しており、日本での展開は考えていないようだ。タカラバイオが国内で販売しているPCRキットは、1時間で100件検査が可能な装置があるが、性能差は歴然。
タカラバイオの株価は343円高の3225円で推移している。
2時間で最大5184件の新型コロナのPCR検査装置を開発し、FDA(米食品医薬品局)の緊急使用許可を申請中と、している。スイスのロシュのPCR検査装置は24時間で最大4128件の検査能力で、単純計算ではタカラバイオの処理能力は24時間で6万2208件となり、15倍の処理能力を持つことになり、PCR検査に飛躍的な検査スピードをもたらす。
検査装置も試薬もタカラバイオ製ではあるが、この手法による最適な使用法の権利は、共同申請している米バイオシンタグマが保有しており、日本での展開は考えていないようだ。タカラバイオが国内で販売しているPCRキットは、1時間で100件検査が可能な装置があるが、性能差は歴然。
タカラバイオの株価は343円高の3225円で推移している。