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2020/5/7 13:13
(8002) 丸紅 20年3月期当期利益は▲1974億円 21年3月期は1000億円を計画
丸紅の2020年3月期当期利益は▲1974億円となった。通期は▲1900億円を計画しており、計画より74億円下回った。情報・不動産等で増益となった一方、エネルギー、アグリ事業、化学品などで減益となった。また、米国メキシコ湾石油・開発事業で▲940億円、ガビロン穀物事業で▲783億円、チリ銅事業で▲603億円、英領北海石油・ガス事業で▲575億円、米国航空機リース事業で▲392億円の減損損失を計上した。
食料の利益は0.8%減の194億円。為替差損の悪化や北米天然鮭鱒事業の減損損失などが影響した。鉄鋼石などの金属は▲57億円(前期は417億円)。チリ銅事業投資の減損損失が影響した。アグリ事業の利益は▲770億円。天候不順や肥料市況の悪化、ガビロン穀物事業の買収に伴うのれん・無形資産などの減損損失などが影響した。
電力は前期の国内発電事業の売却益の反動などで40.2%減の89億円。石油・ガス開発などのエネルギーは減損損失の計上などが影響し266億円から▲1493億円となった。
2021年3月期は1000億円を計画する。業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が上半期中にピークを迎え、下半期以降も景気回復は緩やかな回復にとどまり、2022年3月期まで影響が残ることを前提としている。
また、年間配当は35円から15円に減配し、15円を下減とする。自社株買いを2022年3月期まで実施しない方針も示し、財務体質を改善する。改善後は株主還元を再強化する見通し。
丸紅の株価は35.5円安の469.2円で推移している。
食料の利益は0.8%減の194億円。為替差損の悪化や北米天然鮭鱒事業の減損損失などが影響した。鉄鋼石などの金属は▲57億円(前期は417億円)。チリ銅事業投資の減損損失が影響した。アグリ事業の利益は▲770億円。天候不順や肥料市況の悪化、ガビロン穀物事業の買収に伴うのれん・無形資産などの減損損失などが影響した。
電力は前期の国内発電事業の売却益の反動などで40.2%減の89億円。石油・ガス開発などのエネルギーは減損損失の計上などが影響し266億円から▲1493億円となった。
2021年3月期は1000億円を計画する。業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が上半期中にピークを迎え、下半期以降も景気回復は緩やかな回復にとどまり、2022年3月期まで影響が残ることを前提としている。
また、年間配当は35円から15円に減配し、15円を下減とする。自社株買いを2022年3月期まで実施しない方針も示し、財務体質を改善する。改善後は株主還元を再強化する見通し。
丸紅の株価は35.5円安の469.2円で推移している。