リサイクルショップ運営のトレジャー・ファクトリーは、第1四半期で早くも上方修正した。3－5月売上は9％増の47億円、営業利益は26.5％増の3億8700万円、純利益は36.2％増の2億6500万円となった。中古品小売業界はショップ数の増加や、フリマアプリの普及で拡大傾向にある。「トレジャーファクトリー」58店や服飾専門の「トレファクスタイル」50店を中心に、「トレファクスポーツ」、「ユーズレット」など業態を拡大している。ネット販売も好調で30％の伸びを記録し、売上総利益率は64％まで上昇している。

8月中間期売上は横ばいの91億円だが、売上総利益率の改善や販管費の低減により、営業利益を1億9700万円から2億9800万円、純利益を1億3800万円から2億円へ上方修正した。第1四半期で既に超過達成しており、何か隠れているものはないかと懐疑的になるが、中古ブランド品は争奪戦に入っており、会社側は慎重な見通しとしているようだ。トレジャー・ファクトリーの株価は、94円高の992円。