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2019/5/20 11:49
(5363) TYK 営業利益は37年ぶりの最高益更新も今期減益を嫌気
TYK(東京窯業)の前3月期売上は19.9%増の271億円、営業利益は30.8%増の34億円、純利益は15%増の20億円で着地した。JFE系の鉄鋼向け耐火物メーカーで、原料高をこなしており、営業利益は37年ぶりの最高益を更新したが、会社計画を下回っており、第4四半期に米中貿易摩擦の影響が出たようだ。耐火れんがが国内外で好調で、自動車や建築向けにも鋼材需要が伸びる鉄鋼メーカーから引き合いが増えていた。
2020年3月期は増収増益の市場予想に反して、通期売上は7.5%減の251億円、営業利益は30.3%減の24億円、純利益は33.2%減の13億6000万円を計画する。前期は設備トラブルや自然災害で減産していたJFEが今期に粗鋼生産を1割増としている割には、弱い見通しとなっている。先週は軽快な戻り足を見せていたが、要警戒。TYKの株価は66円安の315円。
2020年3月期は増収増益の市場予想に反して、通期売上は7.5%減の251億円、営業利益は30.3%減の24億円、純利益は33.2%減の13億6000万円を計画する。前期は設備トラブルや自然災害で減産していたJFEが今期に粗鋼生産を1割増としている割には、弱い見通しとなっている。先週は軽快な戻り足を見せていたが、要警戒。TYKの株価は66円安の315円。