シマノの2019年12月期の第1四半期（1－3月）売上は2.9％増の877億円、営業利益は3.8％減の162億円、純利益は6.9％減の100億円となった。主力の世界シェア首位の自転車部品売上は2.4％増の696億円、営業利益は5.6％減の139億円となった。欧州では電動アシストスポーツバイクの販売が好調、北米では高級車の販売が好調だが、中国や東南アジアはまだ回復の兆しが見えないようだ。国内販売は低調で、やや在庫が積み上がっている。

釣り具については、売上が5.1％増の180億円、営業利益は7％増の23億円だった。国内で新製品を含む高級品が好調だった。

12月通期の売上と営業利益は据え置いたが、純利益は540億円から519億円へ下方修正している。折り紙付きの高収益、好財務企業だが、株価は鬼門の2万円大台に接近している。利益確定売りに株価の頭を押さえられそうだ。シマノの株価は1250円安と17100円と7％近く急落している。