アステラス製薬は、2018年7月2日、「ダフクリア」についてクロストリジウム・ディフィシル(CD)による感染性腸炎の治療薬として日本で製造販売承認を取得したと発表した。

ダフクリアは、米国のMerck社から導入した新規の作用機序と選択的な抗菌スペクトルを有する経口の大環状抗菌剤。アステラス製薬は日本、欧州、中東、アフリカ、独立国家共同体(CIS)での独占的販売権を保有している。

クロストリジウム・ディフィシル(CD)は、大腸内部に感染し、毒素を産生する細菌。感染・増殖による大腸炎や重篤な下痢を発症し、最悪の場合は死に至るという。