3300円あたりが戻りの節目として意識されるが、11月3日にｉＰｈｏｎｅＸ（テン）が発売され、年末から年明けに販売が膨らむことから、生産のピークが年末から年明けにずれ込むと予想されている。ｉＰｈｏｎｅ８盛り上がりが欠けるが、Ｘ（テン）は斬新な機能が多く、コアユーザーの買い換えが期待される。

スマホ全体で見れば、世界でほぼ飽和状態に近づくと見られるが、高機能化は継続し、電子部品の搭載件数は増える。アルプスで言えば手ぶれ補正用のアクチュエーターであり、搭載カメラが増えることで、より精緻な写真を撮ることが要求される。その他ニンテンドースイッチなどのゲーム用部品、自動車も電装化で搭載部品が増える。どの部門もフル生産のようで、上方修正期待が高まる。決算発表は10月30日を予定。