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2024年の春季労使交渉(春闘)は3月13日、大手企業の多くが労働組合の要求に回答する集中回答日を迎えた。満額回答が相次ぎ、けん引役のトヨタ自動車は比較可能な1999年以降で最高水準となった。企業全体の最終的な賃上げ率は、4%を上回るとの見方が出ている。植田日銀総裁は、春闘のデータなどを見極めて政策を判断するという考えを示した。

連合は15日午後4時15分に記者会見を開き、春闘の第1回回答集計分の平均賃上げ率を発表する。日銀の17年ぶりの利上げの判断材料となる。4日時点の賃上げ要求は5.85%、30年ぶりに5%を上回っている。

連合は3月15日、2024年春季労使交渉の第1回回答の集計結果を公表した。ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率は平均5.28%で、前年から1.48ポイント上昇した。1991年以来33年ぶりに5%を超えた。


7267本田技研工業
満額で回答

7269スズキ
要求を超える10%以上を回答

7203トヨタ自動車
満額回答は4年連続、最高水準の賃上げ最大2.8万円

7201日産自動車
賃上げ1.8万円要求に満額回答

7270SUBARU
賃上げ1.8万円要求に満額回答

7012川崎重工業
18000円、満額回答

7013IHI
満額回答

6501日立製作所
満額回答

5401日本製鉄
月例給与3万5000円増額を回答 組合要求3万円 賃上げ率14.2%

5406神戸製鋼所
月3万円の満額回答賃上げ率12.8%

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